映画祭に行こう 映画館に行こう

て言うほど行ってない人間の

わたしは最悪。


音楽がすごくイイ。



『 わたしは最悪。  』(ノルウェー/フランス/スウェーデン/デンマーク
                                               

                       

〈あらすじ  ヤフー映画より〉
30歳になったユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)は人生の方向性が定まらず、
これまでさまざまな才能を無駄にしてきた。一方、年上の恋人アクセルは
グラフィックノベル作家として成功し、最近は家庭を持ちたがっている。
ある夜、招待されていないパーティーに紛れ込んだ彼女は、若く魅力的な
青年アイヴィンと惹(ひ)かれ合う。その後アクセルと別れ、新たな恋に踏
みだしたユリヤは、その恋に人生の新たな展望を見いだそうとする。




序章と終章、そして12の章で構成されている。長い、でも悪くない。

音楽、ノルウェーのポップスかな、が特に良くてピアノ曲なんかも
心地よくて、街並みやカフェや、映像も全体的におしゃれ。
ストーリーは全然違うけど、この感覚は東京国際映画祭で鑑賞した
同じノルウェーの『1001グラム』を思い出した。

なんだかモヤモヤしている主人公、30代女性なら共感する、みたい
な宣伝モンクだったような気がするが、このユリヤは次のカレシを
ちゃんとゲットしてから今カレをフッてるし、執筆したものは話題
になるしで、日本の30代女性の悩みとはたぶん違うような。
何がモヤモヤなんだろう。こども欲しくないっていう部分なのかな。
それにしても、最後に妊娠中のシャワーで出血して(なんかそういう
シーンになる予感がしたので安易な設定だなと思う)、その後に彼女
がちょっと微笑んでいるようなのは、流産して嬉しいということだ
ろうか。説明もセリフもないので想像でしかないのだけど、それは
ちょっとヒドいんじゃない、と思ってしまった。