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て言うほど行ってない人間の

私はダフネ

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映画館で見るべき作品。

 


『 私はダフネ 』(イタリア)


あらすじ
スーパーで働くダウン症の女性ダフネ(カロリーナ・ラスパンティ)は、
母マリア(ステファニア・カッシーニ)と父ルイジ(アントニオ・ピオヴァ
ネッリ)と生活していた。だがマリアが急逝してから生活が激変し、高齢
のルイジは自分の亡き後の娘の行く末に胸を痛め気力を失う。ある日ダ
フネは、母の生まれ故郷の村に行ってみようと父を誘う。

 


旅がメインかと思ったら、それはずいぶん後半。
家だったら早回ししてしまいそうだ。
母の死後、最初に「私は泣きたいのよ!」と父に感情を爆発させていたのは
ダフネのほうだったが、数日で前向きになって父親に笑顔で接している。
彼女の職場の人たちは暖かく、ダウン症の人たちとのダンスパーティみた
いなのは、父がなぜ怒った感じになってるのかわからない。
うん、ストーリーがあるのかないのか、不思議な展開なのだ。
特に成長があるわけでもなく、ただ、彼女と父の行動を私たちは見ている。
いいことも凹むことも、楽しみも悲しみも、共にしているような感覚。
唐突に終わってしまうのだけど、ずっと見ていたくなる映画。