2019/沖縄国際映画祭①

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森崎ウィン出演。マスコミの数がすごいなと思ったら。

 

 

4/18~21開催。


『 My Country My Home 』(ミャンマー)

森崎ウィン、という俳優の顔を初めて認識したけど…

〈ストーリー〉
日本とミャンマー、二つの祖国の狭間で葛藤するミャンマー人女子高
生のひと夏を追った青春ストーリー。
東京で暮らすミャンマー人の女子高生ナンは日本で生まれ育ち、自分
を日本人だと思って生きてきた。ある日、ナンは父親のサイがナンを
連れてミャンマーに帰国しようと考えていることを知る。サイは30年
前にミャンマー民主化運動に参加した影響で国を追われ、日本に難
民として移住したのだった。しかし、彼の心はずっと祖国ミャンマー
と共にあった…。
日本で生きるナンとサイを通じて、歴史に翻弄されてきたミャンマー
の人々の境遇を描く。本作に顔を揃えたミャンマーを代表する俳優陣
の熱演も見逃せない。J-POPバンドPrizmaXのメンバーでスピルバーグ
監督新作『レディ・プレイヤー1』の日本公開も控える森崎ウィンが、
自身とも重なる部分のある重要な役柄で出演している。


これはダメだった~。ミャンマー好きとか関係あるとか旅行経験
あるならいいかもしれないが。
いちいち「なんでやねん」とツッコんでしまった。
申し訳ないけど自主映画みたいな運びだった。

舞台挨拶では、森崎ウィン「自然に演じられた。歌がけっこううまい
んです僕…」主演のナン役と父親役も登壇。少しの時間で日本語を
いっぱい勉強しました、とか実際に政治活動をしているミャンマー
家族に会って役づくりをしたらしい。
メガネはミャンマー語で"ミャンマー"、でも国名のミャンマーとは発
音が全然違う、という話も興味深かった。

 

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レディ・プレイヤー1』(アメリカ/2018)

画像のスピルバーグ風?人物はもちろん、ガリットチュウ・福島♪


過去作だけど、この映画祭のプログラムのひとつ"桜坂映画大学"で
上映。ゲストの出演者や吉本芸人たちが上映中にあーだこーだ裏話
や解説を入れてくれて、楽しい機会。
先述のミャンマー映画に続いて森崎ウィンも登場。
英語セリフを日本語吹き替えもしたり、劇中の銃は本物で重かった
とか、あの名セリフ?「俺はガンダムで行く」をナマで言ってくれ
たりと、ファンには嬉しいイベント♪
私も連続で2作品鑑賞して、やっと彼の顔を覚えられた~。

 

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『 born,bone,墓音。(ぼぉん ぼぉん ぼおん) 』(沖縄県粟国島

思った通り、おもしろかった〜。

〈ストーリー〉
主人公の等は、結婚したばかりの嫁・優子を紹介するため、故郷の
粟国島に帰ってきた。でも帰郷した本当の理由を告げた途端、優子
は大激怒。「東京へ帰る!」とわめきちらす。
島に帰ってきた本当の理由とは…、粟国島で受け継がれてきた風習、
「洗骨」だったのだ…。

現在、大ヒット公開中の映画「洗骨」の原案となった短編「born、
bone、墓音。」(ショートショート フィルムフェスティバル&アジ
ア2017ジャパン部門賞グランプリ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
2017観客受賞作)を、リバイバル上映します。

 

2〜3年前から映画祭でいつも上映されていたが、体がひとつしかな
いので時間の都合があわず逃してばかりだった。
『洗骨』がものすごくよかったので、原案とされているこの作品は
期待大。期待通りのおもしろさだった。
こちらもシリアスとコメディがうまく融合している。

舞台挨拶でゴリ監督もおっしゃっていたが、「今では貴重な、ライ
ザップ前の佐藤仁美さんが見られます」。うむ。ぽっちゃりしてる。
この妻役は佐藤仁美をあてがきしたそうな。
でも、ビビりながら台本を渡して出演をお願いしたそうな。
「だって、『あなたデブですよ、って言ってるようなもんですからね』」
そう、劇中では義兄が主人公に「なんであんなデブと結婚したんだ」
とか、本人に向かって「デブ、デブ」というシーンがかなりある。
主人公のゴリも、「そんなに太ってないよ〜」と妻のフォローになら
ないセリフも。

ゴリ監督作品は『南の島のフリムン』は私にはイマイチだったけど、
『洗骨』と今作は他人様にいちいちすすめたくなる。傑作だと思う。

 

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『 NAGISA 』(沖縄県恩納村

涙腺崩壊。嗚咽必至。

〈ストーリー〉
都会での生活に疲れ、沖縄県恩納村の海岸にたどり着いた一人の女性・
恵。そこで出会った天真爛漫で、誰とでもすぐに友達になれる明るい
女の子・渚。
「死にたい」「生きたい」という相反する気持ちをテーマに、青い海
と豊かな自然、どこか懐かしい街並みといったロケーションの沖縄県
恩納村を舞台に繰り広げられるファンタジー映画。


女性役は江口のり子。少しネタバレになってしまうが・・・
美しい景色とストーリーをふむふむと見ていたが、途中で「これって
もしや・・」とだいたい想像がついてしまう。
嗚咽をこらえるのがたまらなく苦しい。
もう、スクリーンを凝視しないことにした。
本当は、自宅でひとりでどっぷり浸りたい、そんな映画。

子役の新井美羽がかわいすぎる。
沖縄の劇団の子かと思った。沖縄アクセントうますぎ。
歌を歌うように覚えたらしい。
先述の映画と短編2作品の舞台挨拶ではゴリ監督も客席でこれを見て
いて泣いてしまったとか。
書くとネタバレになるので、どこかで上映されたらぜひご鑑賞を。

 

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EXIT、主演のウ・チョウ、ジャン・ルオピン監督

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『 SUN FLOWER 』(中国)

映像が不思議~。


〈ストーリー〉
張向陽が1歳の時に母親がなくなり、父親の張恒遠が再婚した。向陽
はおばあさんと一緒におじさんのところに生活している。
10歳の時に、おばあさんがなくなり、向陽はやむをえず父親のとこ
ろに帰った。父親は、自分とあんまり親しくない息子を見て、申し訳
ない気持ちで向陽と一緒にいて、親子の間で面白いことを一杯する。
向陽もだんだん子供っぽい父親を受け入れる。


物語は現実的なのに、ファンタジーのような、夢かうつつか不明な
景色や色彩がたびたび挿入されて、なんともいえない雰囲気。
結論としては、見てよかった。

舞台挨拶には応援芸人EXITも登壇。
家がつぶされたシーンがあるが、深夜寒くて冷たい中、一晩で撮影
したとか、父親役は「演じるうちにお父さんになっていった、こど
もは純真」とおっしゃったのが印象的だった。

 

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MCロバータ落合賢監督、元彼ブウ役ギアさん、ベトナム住みます芸人ダブルウィッシュ

『 パパとムスメの7日間 』(ベトナム

めちゃくちゃおもしろくて、ホロリ。

〈ストーリーと作品解説〉
国内最大の化粧品会社で働くハイは、ユニークなアイディアを考え
つくクリエイティブな人材だが、子供っぽくておっちょこちょいな
のが欠点。対照的に真面目でしっかり者のチャウは、才色兼備の優
等生。最愛の母を7年前に亡くし、大人になることを余儀なくされた
チャウは、問題ばかり起こす父の面倒に嫌気がさし海外に留学をす
ることを決意する。
そんな入れ違いの多いパパとムスメは、ある事故が原因で人格が入
れ替わってしまう。 周囲にバレないように二人がこれまでになく報
告・連絡・相談しながら互いの年代層の独特な環境を経験すること
で、お互いのことを理解するようになっていくさまを描いた抱腹絶
倒のハートフルファミリーコメディ。

五十嵐貴久氏の人気小説「パパとムスメの7日間」をベトナムで映画
化した本作は、昨年12月にベトナムで公開されるやいなや初週で50
万人の動員を超える大ヒットを記録。原作は、日本では舘ひろし
新垣結衣主演で2007年にドラマ化、韓国では2017年にユン・ジェム
ンとチョン・ソミン主演で映画化された。
監督兼プロデューサーを務めるのは、『サイゴンボディガード』で
日本人として初めて、ベトナム出資、オールベトナム人キャストのベ
トナム語映画でメガホンを取った落合賢監督(『太秦ライムライト
『NINJA THE MONSTER』)。
父親役に、チャーリー・グエン作品にも多数出演する“ベトナムのコ
メディキング”タイ・ホア(『ホイにオマカセ』『サイゴン・ボディ
ガード』主演)。
娘役には、デビュー作『17歳の恋愛注意報!』が歴代興収を大幅に
塗り替え、一夜にしてトップ女優となったケイティ・グエン。
本作はこの2人が父娘入れ替わったキャラクターを演じる、涙と笑い
に満ちたハートフルコメディ。
奇想天外な設定の中に家族愛の大切さという普遍的なテーマがある
ことに魅力を感じたという落合監督。日本原作がベトナムで映画化
されたことでも話題を呼んだがどのようにローカライズされたかを
見るのも魅力の一つ。

 

父と娘が入れ替わるまでがけっこうテンポが遅くて、最初はハズレ
かと思った。冒頭から父役の俳優の顔アップも気持ち悪かったし。
この顔をずーっと見るのか、とウンザリしそうだったが、入れ替
わって互いの職場や学校に行ってからが俄然おもしろくなる。
父の顔も、あぁこの人だからイイんだなぁ、イケメンパパだった
らテイストが変わってくるよなぁ、と。

ふたりとも実力派なのだろう。娘(外見)が大股開いて面倒くさそう
に掃除するオヤジだったり、スカートはいたオヤジ(外見)が座って
しなっとして涙を流していたりするシーンのひとつひとつに感情
移入してしまった。

私は日本のドラマは見ていないのでどこまで設定が似ているのか
不明だが、今作はアドリブがずいぶんあったそうだ。だからおそ
らくかなり違うのだろう。監督は日本人。
舞台挨拶で娘の元カレ役と監督が登壇して、監督も日本人役で出
演していてそのシーンもおもしろいのだが、直前にスタッフが韓
国人か日本人あたりを登場させようと言い出し、あ、ここにいる
じゃん、てな感じで急遽出演させられたとか。
撮影終了して編集時にタバコに関する法律が変わり、喫煙シーン
を随分カットしたとか、苦労もいろいろあったよう。

濡れ場はないのだが、"大人のシーン" がわりと多くて大人は笑える。
父が嫌っている同僚女性を、娘(外見は父)が気に入ってしまうのは
新鮮だった。あと、元カレが父に「オレこんなだからフラれたんだ、」
でもいろいろと考えを変えたみたいなシーンは涙腺緩みっぱなし
だったのに、中身が元カノである父がとっさに取った行動が会場の
爆笑を誘ってすばらしい。

ベトナム映画はシリアスなものしか見たことがなかった。でも韓国の
『サニー』も『怪しい彼女』も日本に続いてリメイクされている。
リメイクでもきっと全然違うから、ベトナムのコメディも期待大だ。

 

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『私たちは、』

うーん。おばちゃんだからか、響かなかった。


〈ストーリー〉
竹内詩乃、瑚々、広橋佳苗、水原雅、結城亜実の5人の若手女優が、
芝居を学び、壁にぶつかり、思い悩みながら前を向く様子をドキュ
メント記録。右も左もわからない芸能界。ただひたすらにしがみつ
くしかない世界。これは5人の成長記録であり、少女たちの汗の記録。

大人になることが嫌で仕方がない女子高生5人が自分たちの未来を
抗う気持ちを胸に「大人になりたくないツアー」と称した旅に出る
というストーリー。
どこへも行けなかった私たちの、戦争日記的ロードムービー


前半は演技経験のない5人のオーディションの様子、後半は短編
ぽく、「大人になりたくないツアー」のようになっている。
たぶん、私が昔に戻ったとしても種類が違うって感じかな。