2018/京都国際映画祭②

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『 多十郎殉愛記 』(日本)


うん、ちゃんばら映画だ・・・。


〈作品解説〉

“日本映画界の巨匠“中島貞夫監督(84歳)の20年ぶり長編最新作。
「殺陣の魅力を存分に見てもらうこと」をコンセプトにした作品で、
時代劇映画における殺陣の魅力の根源を改めて探り、生身の人間が
見せる極限のパフォーマンスや、1本の刀に込めた「男の情念」、
「殉愛」を描いています。
また、キャストには実力派若手俳優"高良健吾""多部未華子""木村了"
などを起用し、中島監督の教え子であり、「私の男」でモスクワ国際
映画祭最優秀作品賞を受賞した熊切和嘉監督が監督補佐を務めます。
中島監督59年の映画人生を次世代に受け継いでいく作品であり、まさ
に日本映画史に残る新しい「ちゃんばら映画」が誕生しました。

 

殉愛って、なんだろ。百田尚樹で話題になったアレか。まぁ純愛かと。
多部未華子演じるヒロインが、わかりやす〜く主人公のことを好きで、
主人公は中盤まであしらっていたけどまぁ最後にはヒロインの名前を
叫ぶあたり、思っているのだな、という、それだけの、と言ってしま
えばそれだけ。
途中からはちゃんばらシーンが延々と続くので、好きな人には最高だ
ろうな。私は残念ながら、あまり味わえなかった。
斬られ役で有名な福本清三のシーンがけっこう派手。顔アップ。

 

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『 凜 』(日本)

なんだこれ。雑すぎる設定。
少しネタバレあり。


〈作品解説〉
「あなたは、それでも誰かを信じられますか?」
僕たちの村にはある伝説があった。「100年に一度、村から子供が消
える」。高校二年の冬。東京から来た季節外れの転校生と、僕らは友
達になった。くだらないことでふざけ合いながら過ごす青春の日々。
するとある日、友達が消えた。混乱する小さな村。伝説の存在が頭を
よぎる。そして、また一人と消えていく友達。親友である転校生に向
く疑いの目。それでも僕たちは信じたかった。自分たちの仲間を。
あなたは、あの日あの時にしか存在しなかった友情、恋愛、恐怖、そ
して勇気を目の当たりにすることになる。不思議な転校生と村の伝説、
隠された仲間の秘密、そして犯人は誰なのか!?芥川賞作家・又吉直
樹が書き下ろした舞台が、10年の時を経て奇跡の映画化!!

 

全編がっかり。
おもしろそうだ、真相はなんなんだろうと期待してしまったが。
まぁ、どう考えても転校生が犯人じゃないのだろうとは誰もがわかる
し「○○するようなやつが、そんな大それたことできるはずないだろ」
とあるが、真犯人だって、どうやってそんな大それたことができたの
か省かれていて粗すぎる。
ある人が死んだ、という事件が回想されるけど、そんなんで死ぬの?
的な理由。山口紗弥加は美人だけど、高校生の母親の年齢なのに彼ら
が「彼氏いるんですかー」とか一目惚れって、考えられん。そりゃ、
5人中ひとりはいたとしても集団で最初からカワイイカワイイともて
はやされる存在っておかしい。実際母親役だし。
で、同級生の行方不明事件が連続しているのにみんなフツーに登校し
てるって・・。メディア取材もないって。非現実的。
本当にあったら全国で大騒ぎでっせ。劇中ではネットも駆使している
というのに。で、すごいイナカという設定にしているが、主人公の母
親は毎日スーツを着て出勤している。ド田舎なのにどんな職場なんだ。

彼らはある不気味な場所を見つけるも、その後、ひとりずつがその場
所を再び探る。そこで見られて互いに疑心暗鬼になるって・・わざわ
ざ誰が犯人か謎を深めるためのシーン連続、ひとりで行くわけないやん。
主人公のシングルマザー家庭はリアルな設定だったと思う(スーツ出勤
を除いて)。だがほかの友人たちの家庭事情がこれまた非現実的で「ホ
ラホラ、皆悩んでいて切ないでしょう」みたいなドヤ顔が見えるよう
でなんだかなぁ。これで「男の友情っていいなぁ」なんて全く思えな
いよ、展開がおかしすぎて。

決定的なのは、終盤の犯人の独白シーン。
警察官も複数、主人公たち5人も、近所の人たちもわらわら集まって
いるのに、皆ずっと静かに独白を聞いている。コント?
まずは、行方不明になったこどもたちに親たちが駆け寄って泣いたり
するよねぇ。だのに、行方不明だったこどもたちがゾロゾロ出てきて
も誰も寄っていかず、犯人の独白が延々と。
笑いそうになったゎ。警察官たちもジーッ(としてるってことだよねぇ)。
ラストの『世にも奇妙な・・』的のシメはなんなんだ。
結局、リアルでなく、ファンタジーだよ〜ってことなのか。ますます
混乱。これ、劇場公開するんだ・・金返せレベルかと思うが。

個人的には須賀健太の笑顔が気持ち悪い。普段は全然そんなこと思わ
ないが、設定に無理がありすぎるのだ。

舞台挨拶では、主人公の佐野勇斗本郷奏多が同級生役だけど実年齢
は8歳違い、でどよめいたが、本郷奏多はたしかに高校生役にも見える
し、老けているなとも感じる。インドア派で潔癖というのは知ってい
るので、劇中も実物も、顔白いなぁ〜。

 

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『 Beautiful Food 』(韓国)

主人公の感情の機微がわからない。
ずっとポーカーフェイスに見えたのだけど。


〈作品解説〉
平昌冬季オリンピック期間中開催される文化のオリンピックイベ
ント、江陵の代表的な食文化を紹介する映像プロジェクトを舞台
に仕事に疲れ、将来を悩む主人公を中心に奮闘する。
食べ物を通してさまざまな人間模様を描く。
KARAのギュリ出演のヒューマンドラマ。

 

江陵(カンルン)という韓国の地方の料理の話。
日本人が知っているメジャーな韓国料理ではないので、空腹時に
見ないほうがいいとか、そこまで思わない。
各料理が日本人によくわからないものだったりするので。
まぁ、味噌きしめん、は想像できるけど。

現在のところで働いて間もない主人公が、辞めたい、思ってたの
と違った、と上司に言い、最後に任された料理紹介の仕事をする。
案の定、その仕事を通じてやっぱり続けま〜すみたいになるのだ
が、どこからだんだんそういう感情になっていったのか、不明。
韓国の人や、韓国の地方出身の人なら共感できるのかも。

でも、ギュリ好きな人ならたまらない映画だろうな。
NYをもじったような、I LOVE ギュリ みたいなTシャツを着て見に
来ていた男性もいたし、舞台挨拶ではもちろん美しかったし。
劇中の料理は本当に皆で食べたし、実際にギュリが撮ったシーン
(劇中の番組で流される)も映画で使われているそうだ。
日本公開は不明だけど、ファン必見ですな。

 

 

THE COLLECTORS〜さらば青春の新宿JAM〜 』(日本)


明治通りの~歩道橋で待ち合わせ〜♪


〈作品解説〉
新宿の明治通り沿いにあったライブハウス<新宿JAM>が17年の
晦日に37年の歴史に幕を下ろした。
東京モッズの聖地として名を馳せた場所である。16年に結成30周
年を迎えた日本を代表するロックバンドTHE COLLECTORSも<新
宿JAM>を駆け抜けたバンドの1つである。
武道館ワンマンライブを大成功に終わらせた直後、彼らはそのニュ
ースを知る。そして閉店直前のクリスマスイブに奇跡の<新宿JAM
ラストライブが開催されることが決定した。
メジャーデビューを夢見ていたあの頃。遥か彼方に置いてきた気持
ちをもう一度取り戻そうとするバンドの姿を音楽ファン注目の映画
監督、川口潤が追い、記録した。
1980年代当時をリアルタイムで体験した人々の証言を集めていくと
新宿JAM>を拠点に盛り上がりを見せた東京モッズカルチャーが
日本の音楽に与えた影響や、そのシーンとは一体何だったのかが次
第に浮き彫りとなっていくのだった。

 

失礼ながら、THE COLLECTORSというバンドのことは名前も知らず
初耳だった。昔のバンドかと思ったら現在も活動中とか。
新宿JAMというライブハウスと彼らの軌跡を、彼らと関係のあるミュ
ージシャンらが語るシーンも多い。
THE BAWDIESとか峯田和伸とかリリー・フランキーとか。
彼らを知らなかったけど、主題歌の『明治通りをよこぎって』が上映
前からずっと会場でかかっていたので、見終わったあと、「歩道橋で
待ち合わせ〜♪」が頭ぐるぐる。