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て言うほど行ってない人間の

2023/沖縄国際映画祭①

第15回 島ぜんぶでお~きな祭
4/15(土)~16(日)開催。
私は新型コロナ流行後、初の参加でこの映画祭は4年ぶり。
8作品鑑賞。

 

お腹が空く映画♪


『 HAPPY SANDWICH 〜幸せのサンドウィッチ〜 』 4/21沖縄公開


〈ストーリー〉
沖縄本島の北部「やんばる」が舞台。
この地で飲食店を営む満名匠吾(まんな しょうご)は、カミンチュ
(神事を司どる人)から、「神様に捧げるサンドウィッチを作るよ
うに」と告げられる。
神に捧げるにふさわしいサンドウィッチへのヒントを求め、「食」
にかかわるさまざまな人に会いに行く。
生産者や料理人たちの「食」への想いとその生き方に触れ、満名は
「食と人間の生き方」について深く考え始める。
というストーリー。

 

 

主人公が仙人のようなヒゲモジャで、時々顎ヒゲを三つ編みにして
いたりしてカワイイ。
サンドイッチといっても、いわゆる四角い食パンのサンドイッチ、
それをトーストしたサンド、オープンサンド、キャンプでのホット
サンド、ピタパンのバージョンやバゲットのそれ等、形態も具材も
バラエティに富んでいる。
また、ヒントを探しに飲食店等での料理の味見もおいしそう。
実際に那覇の店での野菜スープがめちゃくちゃおいしかったと画面
からも伝わるし、舞台挨拶でもおっしゃっていた。

はちみつメニューがあるカフェの、養蜂のこともへぇ~と思ったし
やんばるの自然も相まって見ごたえのある映画だった。


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ザ・ローリング・ストーンズ ロックン・ロール・サーカス 』


ミック・ジャガーの背中がキレイ~


〈ストーリー〉
「ロックン・ロールとサーカスの融合」を目指してローリング・
ストーンズが企画・製作し彼らがホスト役も務めたライヴイベン
ト。その撮影は、スウィンギング・ロンドンの真っただ中1968年
12月の2日間で行われた。
ストーンズは最高傑作アルバム『ベガーズ・バンケット』を出し
たばかりで、その中の代表作〈悪魔を憐れむ歌〉を歌うジャガー
のパフォーマンスはバンド史上でも傑出している。
ジョン・レノンエリック・クラプトンキース・リチャーズ
と組んだ、この時だけのためのバンド「ザ・ダーティ・マック」
は、ジョンがビートルズ以外のメンバーと組んで初めて行ったラ
イヴ。ジョンとオノ・ヨーコのセッションも公の場では初。また、
ストーンズのリーダーだったブライアン・ジョーンズはこの撮影
の半年後に27歳で亡くなり、これがストーンズとしての最後のパ
フォーマンスとなった。
しかしロックン・ロール高揚の頂点を記録したこのフィルムは諸
事情により、1996年までの28年間放置されたまま幻と化していた。
今回上映するのは、2019年4Kでレストアされた最新版。

 


詳しくないので内容について語ることははばかられる。
ただ、ファン垂涎の映像だということはよくわかるし、詳しくな
い者でも楽しい。やっぱりジョン・レノンの存在感たるや。
んで、途中でTシャツを脱いだミック・ジャガーの背中きれい♪

立川直樹氏と當山貴史氏のトークで、「ロックンロールの国とい
うのは麻薬摂取量がすごい、亡くなった人の半数以上がそれ。」
には、はぁーなるほど、と。


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けっこう安心して見られた。


『 陽いづる 』


〈ストーリー〉
淡水と海水の混ざり合う場所に根を張り生息し、雄雌が無く胎生
を持ち発芽成長していくマングローブ
変化を求められる今の世の中において、その場所に居て変わらな
い事も素晴らしい事ではないかという事を、東村の自然や人々、
一人のろう者(耳の聞こえない)女性の日常を通して描いていく。
主演は新人の玉城実夏を起用し、劇団アラマンダの大屋あゆみや
劇団員が熱演。上田真弓「演じる女」(2020年・照屋年之監督)
神崎英敏「ミラクルシティコザ」(2021年・平一紘)が脇を固め
る。メインテーマ曲は、沖縄若手バンドHoRookiesの「DAWN」

 


若者が集まる飲み会で、皆がワイワイしゃべっていて、主人公は
かやの外っぽく、少し手話ができる同僚に「なに話してるの?」
と聞いてやっと教えてもらえる、初対面の人には「え、聴覚障害
でお酒いっぱい飲んでいいんすか~」と、どんな勘違いだと憤り
そうな質問をされる……、なんかツラい日々が続くハナシかとヒヤ
ヒヤしたけど、そういう展開ではなかった。
車の運転中にうっかりカーラジオを大爆音にして気づかず走る
シーン、これはトラブルでは…と危惧したけど道ばたの人々はニコ
ニコ、音大きいよ! と指摘した店員も、楽しいさ~♪と話す。
よかった…マングローブの自然がアップされ、耳が聞こえても聞こ
えなくても、一緒に楽しく過ごしていく内容だった。


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かっこいいねー。


『 ランサム 』  7/21公開


〈ストーリー〉
韓国人一人を含む五人の誘拐犯が19歳の女子大生を誘拐。父親に
突き付けられた身代金(ランサム)は一億円。
だがこの父親は暗黒街の超大物であった。 名もなきハイエナた
ちの命をかけたランサム強奪作戦が開始された!
元・超新星のソンモを主演に迎えた室賀厚監督渾身のクライムア
クション「ランサム」

 

 

アクションが多いのでかっこいいけど、ツッコミどころは多い。
だいたいワルモンの中にひとりポンコツがいるのはお約束かな、
こいつが足手まといになってホーラやっぱり、なコント的展開。
暗黒界の大物で大金持ちのお嬢様、これがちょっとゴッコ感が
あるのも否めない。
時間軸がしょっちゅう前後するけど、いきさつ説明なので割と
わかりやすい。
怪しい人物はアノ人では、というのは目星が付けやす~い。
でも楽しめた。

舞台挨拶は客席キャーキャー、なんせソンモ人気がすごい。


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世にも奇妙な…的。雪国映像が美しい。


『 愛のゆくえ 』 公開予定あり


〈ストーリー〉
幼馴染の須藤愛と伊藤宗介は、愛の唄が鳴り響く街・北海道で
暮らしている。2人の育ての親・須藤由美は、大きな愛情でこ
の世界を守っていた。しかし、由美の突然の死により、2人の
世界は大きく崩壊してしまう。
宗介と離れ、父親の住む東京へ引っ越す愛。赤髪の不良少年や、
ホームレス達など、社会の隅で生きる人々と関わる中で、愛は
由美の愛情を思い出し、一人で故郷に帰ることを決意する。
しかし、帰って来た故郷で待っていたのは、由美の格好をした
宗介だった。
二人は、愛する人を失った事実とどう向き合い、生きていくの
だろうか。

 


いじめの場面って私は見たくないので、うわっ、嫌だこれは。
と思いかけたが、そこは少しで肝心なのはその後。
若い女性監督の作品なんだー。けっこう有名俳優も出ているし
ホームレスとなって生活する日々はセリフ等、ジーンとした。
事前情報なしに見たほうがいいかもしれない。