2019/京都国際映画祭②

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芦塚慎太郎監督、怪人二十面相、佐野岳

 

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超・少年探偵団NEO−Beginning− 』


これは、続編が出そう〜。

 

〈解説〉
1936年に雑誌『少年倶楽部』で連載が始まり、戦前戦後を通じて最
終的に全26巻もの大人気シリーズとなった江戸川乱歩の『少年探偵
団』シリーズ。
主要キャラクターである小林少年、明智小五郎怪人二十面相それ
ぞれの子孫たちが代々、世代を超えて激突を繰り返すという基本コ
ンセプトを元に、現代を舞台にした新感覚の学園ミステリーとして、
超・少年探偵団NEO』活動開始にいたる“はじまりの物語”を映画化
した。
主人公の小林芳狼を演じるのは、高杉真宙。芳狼の親友・ワタリ役
には、佐野岳明智小五郎のひ孫・明智小夜役には、堀田真由。そ
の他、高校のミステリー同好会のメンバーに、長村航希、板垣瑞生
前田旺志郎といった若手演技派・個性派が集結した。

 

 

高杉真宙の出演作は何本か見ているはずだが、今回は特に「美しい
顔だなぁ〜」と目の保養になった。ファンは必見。
ただし、片目が機械っぽくなるシーンが多くて、それは少し気持ち
悪いかな。

事件とか謎を解明する話で、幼なじみのアイドルがCMする桃のド
リンクは解決への伏線になっている。ぜひ注目を。

野岳が「カットをかけない監督で、アドリブで続けたシーンが
多かった」というエピソードを舞台挨拶で披露。
エンドロールの学食シーンはそれが使われているらしく、どうりで
間が悪い。

物語は終盤に、哲学的な言葉が並んだり親子の情が描かれたりする
のが印象的。
それと、ミステリー同好会の部長が、松坂桃李竹内涼真もテレビ
でコラボした"ジェラードン" というお笑いのオタクにしか見えなく
て、頭から離れない…。


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『 エキストロ 』

 

モキュメンタリー? おもしろいっ!!

 

〈解説〉
主人公は63歳のエキストラ!
テレビや映画における時代劇撮影が数多く行われているワープステー
ション江戸を舞台に、市民エキストラたちの悲喜こもごもの営みを
描く骨太なドキュメンタリー――と見えながら、ストーリーは奇妙
な事件や登場人物の登場で、あらぬ方向に流れて行き……。
フェイクドキュメンタリーのスタイルで、映画製作の夢と名もなき
人生の愛おしさを謳い上げる意欲作。
山本耕史斉藤由貴寺脇康文、大林宜彦らが次々と実名で登場。

 

これは騙された。
どこまでが本当で、どれが嘘なのか。
最初のほうはずっと、この主人公が周囲をイライラさせるエキスト
ラなんだと思っていたら、かなりのフィクション、しかも周囲に知
らせず撮影しているらしく、いやはやお見事。
この撮影に参加した大多数のエキストラは未だにこのことを知らな
いそうだ。観客も騙された♪
有名俳優たちもすごいけど、お笑いの森三中とか、エキストラを
まとめるセンター?の所長?とか、皆にヤられた。すごい。
主人公の息子さんまで嘘だった。うわー。


大林宣彦監督が、マエストロのように尊敬して付けたタイトルが
これらしい。
この作品には興味がなくて、電車移動して別映画を見ようかと考え
ていた。でも移動が面倒で、前後の鑑賞作品と同じシアターで。
大当たりだった。またこんな映画に騙されたい。

 

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『 ヤウンペを探せ! 』


アホなおっさんたちの、ドタバタ。


〈解説〉
20年ぶりに再会した映画研究会のメンバー4人は、自主映画のヒロイ
ンだったみさっちゃんからのお願いを引き受けることに。
かつて思い描いていたような人生を送ることなく、40を過ぎた今な
お独身の枯れたおっさんたち…みさっちゃんのお願いを叶えられたら、
みさっちゃんと結婚できるかもしれない…
「あいつにだけは負けたくない!」「俺だけが出し抜いてやる!」と
突然の宿題に色めき立つ4人。
でも、おっさんたちはみんな思っていた…「“ヤウンペ”ってなんだ??」
だが、歳を重ねて染みついたプライドが邪魔して、「“ヤウンペ”って
何?」と素直に尋ねられない。見栄を張って知ったかぶりをする4人は、
はたして“ヤウンペ”を見つけ出すことができるのか―?
そして、“ヤウンペ”とはいったい何なのか―?
哀愁漂うおっさんたちが憧れのヒロインのために、“ヤウンペ”を見つ
け出そうと必死にもがいて…必死に暴れ回る…ちょっぴりおバカで
ちょっぴり愛のある冒険が、今始まる―!!

 


お金を払って見るようなものではないな。
でも、楽しめる映画。


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『 くらやみ祭の小川さん 』


みんなだいたい、悩みって同じようなものかもしれないな。
柄本明は、さすがの存在感。

 

〈解説〉
東京の府中が町をあげて初の映画製作に乗り出した映画「くらやみ
祭の小川さん」
府中市に住む小川さんの家族は、母と嫁と、役者志望の息子に娘が
一人。どこにでもある平凡な一家だが、出戻り娘の恋愛騒動、母親
認知症と問題だらけの家族。
ある日、会社を早期退職することを余儀なくされた小川さん。意気
揚々と第二の人生を送るはずが、人生そんなに甘くはなかった。
やりたいことも特になく、再就職先が見つかるまでとりあえず決め
たアルバイト先では、娘のような若い女子先輩にダメ出しばかりを
くらってしまう。こんなんでいいのか?!
そんなある日、地元の大國魂神社の「くらやみ祭」のお手伝いをす
ることに。伝統の祭りを通し、おじさんは思うのです。
「人生まだまだ捨てたもんじゃないな。楽しくなってきたじゃないか!」

 

 


「くらやみまつりのおがわさん」と読む。
府中市の実在のお祭りを取り上げ、実際に府中の街もバンバン映
るし、「立川のなんとか、調布のなんとか」とセリフに出るので
ローカル色満載である。
祭のルート延伸のモメ会議は、前にいる3名と六角精児の俳優以外、
くらやみ祭の本物の役員たちなのだとか。本当の議題で本当にモ
メてて、驚いたけどそれを見て演技の参考にしたそうだ。


主人公の小川さんは結局、仕事も家事もせず、妻のほうが府中の
ことをよく知っている(結婚して府中に住んで何年たってると思って
んのよ、と妻は言う)し、認知症の母親のことだって自分が世話する
わけではないので引っかかるけど。
それで妻が小川さんを応援する、いわゆる"良妻賢母"みたいなん気に
なるけど。
そういうとこ抜いたら、中高年の悲哀とか、地域の人間関係の良さ
とか大切さとか、若いシングルマザーの恋愛とか、ニート同然に夢
追う若者とか、親に訴えたいことがあるけどもどかしい日々を送る
中高生とか、いろんな年代の日常が出てくる。

小川さんが理不尽な目に遭うシーンも、終盤で「そうか、こういう
ことだったのか」とチョット伏線ぽくなっているので、ガマンして
見てほしい。
主人公役の六角精児が舞台挨拶で「どの年代の人にも、なにかささ
るかもしれない」
とおっしゃっていて、なるほどそうかもしれないな、と。

 

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『 どすこい!すけひら 』


結局、外見か〜ぃ。

 

〈解説〉
知英主演!人気漫画「どすこい!すけひら」が早くも実写化!
目覚めたら、どすこいバディが誰もが羨むナイスバディの美女に
大変身!笑いあり、涙あり、ときめきありの元おデブ(どすこい)
の鈍感女子をめぐる、ジェットコースター・三角関係ラブコメディ。

 


すけひら、とは主人公の名字である。
事故に遭って昏睡状態になって数ヵ月、つまり食べ過ぎがないの
で痩せられた。
なかなかおもしろかったけど、2人のイケメンが彼女にひとめぼ
れっぽくなってるので、中身どうでもえぇんか〜ぃとツッコんで
しまう。
友達役のりゅうちぇるがとてもよかった。


舞台挨拶の撮影エピソードでは、肉ぶとん着て特殊メイクをする
のに3時間かかるので早朝からメイクしてもらってる間に寝てしま
うことがよくあり、目覚めたらどすこい主人公になっていて、映
画とは逆でびっくり。だったそうだ。
知英ファンの男性客が多い上映回で、声援がいっぱい飛んでいた。