長回しは、活きていたんだろうか。
『 ボイリング・ポイント/沸騰 』(英)
〈あらすじ ヤフー映画より〉
一年で最も多忙なクリスマス前の金曜日、イギリス・ロンドンの人気レストラン。
妻子と別居し疲れ果てていたオーナーシェフのアンディ(スティーヴン・グレアム)
は、多くの予約によってスタッフたちが多忙を極める中、衛生管理検査で店の評価
を下げられてしまうなど、次々にトラブルに見舞われる。そこへ、ライバルシェフ
が著名なグルメ評論家を連れて予告なしに来店し、彼に脅迫同然の取引を持ち掛け
てくる。
見た後も、なんとも複雑でよく整理できなかった。
長回しで、シェフはじめスタッフそれぞれにいろんなことが起こり、それに
憂慮したりバタバタしたりをずーーーっと見せられているのだけど、それが
効果的なのかどうか、ほかの長回し映画を見ても今作を見てもナゾで。
ワンカットってそんなに素晴らしい方法なのだろうか、と疑問で。
フィクションなのだからカット割りして伏線回収とかキャストの関係とか
わかりやすいほうが私は好きだな。
シェフにはいろいろ同情してしまったけど、自分もここで働いていたら
彼にはイライラしただろうな。
ラスト、あそこからどうなるんだろうと気にはなるけど、スカッとする物語
ではないから、全体的にモヤモヤした。