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て言うほど行ってない人間の

大きな家

言葉にするのは、きっと難しい。

 

 

 

 

『大きな家』(日本)

 

〈あらすじ〉Firmarksより

ここは、東京のとある児童養護施設。子どもたちは親と離れ、血の繋がりのない他の子どもや職員と日々を過ごしています。両親への想い。生活を身近で支える職員との関係性。学校の友だちとの距離感や、施設を出たあとの暮らし。 家族とも他人とも言い切れないつながりの中で育つうちに、子どもたちの葛藤はさまざまに変化していきます。 何を思い、何に悩み、何を受け入れてどう大人になっていくのか。惑いながらも確かに成長していく子どもたちの姿と、それをやさしく包みこむあたたかな眼差し。映っているのは決して特別な事件などではなく、些細だけれど大切な日常の景色です。観終わった時、きっとあなたは彼らだけでなく自分自身が歩んできた道のりをも肯定したくなる。そして”ふつう"が少しだけ広がり、明日をまた生きていく勇気をもらえる123分です。

 

 

 

 

 

ひとけた台の子、中高生、すでに18や19歳の退所している子。

こどもによって、「家族みたいな友達みたいな」と言ったり、「血がつながっていない人を家族と言うのは違う」だったり。

たぶん、普段からそう思っている子もいれば、無理やり絞り出してみたらその時はそう答えてみた、時間がたつと違和感がある、とかいろいろあるのだと思う。

血のつながった家族と暮らしてきた私やその他の人たちだって、家族ってどんな存在なんて聞かれても困るし。

 

自然体の日常が撮られているようで、良かった。

カメラを回すというここまでの関係を築くのに、一年以上かけている、頭が下がる。

企画した斎藤工氏にも。