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て言うほど行ってない人間の

2021/京都国際映画祭

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オンライン上映で10/11(月)~、ホール上映で10/16(土)~17(日)開催。

 


棒読み主演だったので、売れない芸人かと。。。

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地域発信型映画『 十六夜の月子 』

作品解説
岡山県津山市出身の映像作家・安田啓介。彼は東京で細々と企業のプロ
モーション映像などの制作していた。
そんな彼に津山高校をテーマにした自伝的小説を書いた山本から、これ
を原作として津山のPR映画を撮らないかという依頼が舞い込んできた。
原作の内容は津山高校を舞台にした月子という女性と山本の初恋の物語
だ。映画制作が夢だった啓介は、シナリオ作成のために地元に戻るが、
原作にある「月子」という女性と、自分の高校時代に出会った「あの子」
の事を重ね苦しむ。
あの子とは啓介が高校生の時の初恋の相手。思いを伝えないまま、いつ
の間にか会わなくなり、そして高校3年生の時に彼女の「事故死」を知
る事になった子だったのだ。

 

ヒロインはフツーに上手なので俳優歴が長いのかと思った。
芸人のアントニーもフツーの演技なのでよかったが、なんせ主人公が…。
ちょっと見続けるのが辛かった。でも芸人じゃなくて俳優だったとは。
オチも私はわからず、舞台挨拶でヒロイン役が「皆さんわかりましたよ
ね?あのお兄さんっぽい人が…」と教えてくれて、それでも不思議。
モヤモヤするストーリー(と演技)だった。
スクリーンでも、舞台挨拶でもヒロインのamiはとてもかわいかった。

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すべての話が、ビミョーにつながっているのがおもしろい。

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地域発信型映画『 たまの映像詩集 渚のバイセコー 』

作品解説
第一話 美しき競輪
街や競輪がクリーンなイメージを期待されている昨今。時代の狭間
に取り残された中年競輪選手・大島の物語。
まだ引退する年齢ではないが、新しい流れに乗ることもできず、酒、
女、賭け事の楽しみがなくなった毎日をやきもきと過ごしていた。
そんな大島に残されていたのは、結局は競輪場とライバルとなる仲
間たちだった。

第二話 渚のバイセコー
三十路を過ぎた女性漁師の渚は、毎日海に出ていた。ある日、浜辺
に打ち上げられていた自転車を見つける。
渚はその自転車がすごく気に入り、海には出ずに、街中を乗り回し
て離れようとしない。しかし、そんな渚をよく思わない父が、渚の
自転車を捨ててしまうのだった。
ラストにファンタジーな展開が待ち受ける、童話のようなお話。

第三話 氷と油
造船所で働いている玉野市育ちの素直子と浩。ある日、浩が仕事を
辞め、オシャレなカキ氷屋で働き始める。
理由は東京から移住してきた美人のモモだった。浩に片想いしてい
た素直子は、モモのことが気になって仕方がない。
玉野市のことを卑下する素直子と、芸術あふれる瀬戸内の玄関口で
ある玉野市を褒め称えるモモ。
次第に素直子と浩の関係に亀裂が生じてくるが、彼らを繋ぎ止めて
くれたのは、小さい頃から身近にあった町のシンボル・競輪だった。

 

渚って、尼神インターの渚だったのね。。。
1話の「怒りは6秒待つ」のセミナーはシンプルに役立ちそう。
三宅伸という主人公はマジで競輪選手なんだ、と舞台挨拶で玉野市
長がおっしゃってわかった。いや~おもしろかったゎ。
ヤギがなんでここにおるん、とか次のハナシでわかるようになって
いて、ニヤッとさせられる構成。
お笑いの空気階段の2人がよかったけど舞台挨拶にいないのが残念。
着ぐるみ?の"ガッツたまちゃん"もなかなか楽しかったけど。

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今回はこれを見に映画祭に来たと言ってもいいくらい。

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地域発信型映画『演じる女』

作品解説
舞台は沖縄・大宜味村
地元で建設会社を経営している神谷アキラは人望も厚く、社員から
も好かれている理想的な社長だった。
しかし、高齢で認知症を患い、今は車イス生活。そして彼には好子
という若い妻がいた。年が親子以上に離れている為、村では財産目
当てなどと噂が立っていた。時にはウェディングドレスで 時には赤
いワンピースで着飾り毎日のようにアキラを見舞う好子。
そしていつしか、アキラの余命 があとわずかとなった時、好子はあ
る決意を胸に行動に出る。
二人の間には隠されたドラマがあった・・・。


たった20分の短編。
前半は「なんなんだ、この女は」と観客をミスリードさせ、この女
が何を・誰を演じているのかがわかってからの後半は泣ける。
でもこの作品解説がミスリードであざと~い。

ガレッジセール・ゴリこと照屋年之監督の舞台挨拶で「あの満島ひ
かりが、タダ同然で出てくれた」と、照屋監督オファーは絶対に受
けたほうがいいぞと『洗骨』出演の奥田瑛二が言ってくれたおかげ、
とのエピソードが。
評価が高い作品と知っていたので観られてよかった。沖縄芝居も
登場するので、沖縄で観たらさらに感慨深いと思う。

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舞台挨拶に新喜劇も加わって、しっちゃかめっちゃか♪

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上西雄大特集 『 西成ゴローの四億円 』

作品解説
大阪の西成に住む、日雇い労働者・土師悟朗。腕っぷしが強くて皆か
ら頼られる反面、殺人罪で服役していた過去から「人殺しのゴロー」
という異名を持っていた。
断片的に記憶を失った彼だが、元政府諜報機関工作員だったこと、
妻と娘がいたことなど記憶を少しずつ取り戻していく。
ある時、家族の現状を知ったゴローは、固く決意する。
「難病を患う一人娘のために、どんなことをしてでも四億円を稼い
でみせる」ということを・・・。
現代社会に巣食う闇の世界や人間の情の力を根底に、大金を稼ごう
と必死に抗う一人の男の生き様が描かれるマネー・クライム・エン
タテインメント。


こ、これは。。。好きな人は好きなんだろうなというストーリー。
まぁ、日本人が着物でちょんまげだらけと未だに思っている外国人
は少ないように、大阪や広島が893や抗争だらけ、なんて思ってる
日本人も皆無に近いだろうけど、なんかそんな世界。
でもベテラン俳優たちがさすがやね~。
舞台挨拶では、関西でおなじみの"すち子"たちも登場して会場は大
爆笑。楽しい時間だった。

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なんだか疑問が残る展開。

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地域発信型映画『 この町の 』

ストーリー
東京に嫁いだものの、離婚して故郷の山形県南陽市に出戻ってき
た夕佳里。
お節介で噂好き、やたらと詮索してくるこの町の人たちを、夕佳
里は好きではなかった。
自分の過去も何でも知っている人々の干渉が、ただ息苦しかった。
ある日、町に新型コロナの陽性者が出る。平和だった町に生じて
いく不協和音。
ぎすぎすとした町の空気に、夕佳里の心も蝕まれていく。
そんな夕佳里に、近所に住む世話焼きの女、好見が意外な言葉を
かけてきて……。

 

橋本マナミ主演、コロナ禍の現実を描いた作品。
でも、、、周囲の人たちすべてをうっとうしく思っていた主人公
が、コロナ患者が出たと聞いた途端に「○○さんが怪しいんじゃ
ないですか」「こないだ東京から来てた人たちがいたでしょう、
彼らがバラまいたんじゃないかと思うんですよね~」と饒舌に
職場の客たちに吐きまくる。積極的すぎる変貌にびっくり。
え。逆じゃないのん。と思ったけど、結局キライだと思ってた
ウワサ好きの人たちと一緒だったと言いたいのか、終盤で気持ち
を入れ替えるために大げさにしたのか疑問。なんだかなぁ。
監督自身が新型コロナにかかったことで生まれた物語らしい。

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これは。。。ファンタジーすぎるので、感じればよろしいかと。

地域発信型映画 『 リフレインの鼓動 』

ストーリー
シンガーになる夢に破れ、故郷に帰るフタバ。フタバは駅で出
会った女性に不思議な感覚を覚える。
行き着いたカフェでローズヒップティーを飲んだ瞬間、周りの
景色が溶け出し、気づくと知らない家族が目の前にいた・・・・・・。
自分を見失った一人の女性の再生を描く。過去と未来、夢と現
実、様々な空間を行き来するファンタジー


工藤綾乃主演、秋田と岩手の雪深い地域の、不思議な物語。
としか言いようがないかも。

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東日本大震災の、あの後。

地域発信型映画 『 宇宙にたったふたり 』


ストーリー
福島県いわき市
カメラマンを目指して東京に上京するユメ(20)のいわきで過ご
す最後の日。ユメは幼馴染のソノ(20)と10年間行けなかった海
に行く事を決意する。ソノは海に行く前に10年前に亡くなった
2人の同級生・なっちゃんのお父さんにお別れの挨拶をしに行こ
うと提案する。
2人はなっちゃんのお父さんが働く魚の加工工場を訪れる。
久しぶりの再会にぎこちない2人だったが、なっちゃんのお父
さんから3人で作った宝箱を託される。
2人はそれを受け取り、なっちゃんが亡くなった10年前のあの
海へ向かうのだった。


箭内夢菜園田あいか主演。
10歳前後で被災した経験者にはグッとくるかも。
私はさらに昔の阪神淡路大震災の経験者だけど、やっぱり当事
者どうしにしかわからないことって多々あるから。

ちょっと日本ぽくない、ふたりが空を見上げる場所があるのだ
けど、舞台挨拶で監督が「なぜか地元の人にもあまり知られて
いないんです」とおっしゃってびっくり。
すごくすてきなところ。インスタ映え間違いなし。

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3作品の各監督



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えぇと。。。茶番が多くて疲れた~。

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特別招待 『 終わりが始まり 』

作品解説
柏木大輝(根本正勝)は上京当時の夢と裏腹に、夜の世界に浸かって
しまっていた。最近、誰かの視線を感じるようになっていた。誰
かに狙われているかのような。
そんな中、病魔にも襲われ、自らの人生を後悔していた。
柏木はこれまで生きてきた夜の世界から抜け出そうと決心する。
その頃、以前柏木がスカウトしていたお店で働いてた吉田マイコ
(峯岸みなみ)は、夜の世界から足を洗い、事務員として働いていた。
彼氏ができたと嬉しそうにするマイコに、複雑な心境の柏木。
夜の世界から抜け出そうとする柏木に視線を送る人物…それは、
過去に起こした柏木の落とし前を制裁するものであった。
柏木への視線、美人局、過去…それらが次第に繋がっていく。
夜の世界を生きた者だからこそ分かる。
夜の世界からの終わり……。「終わりが始まり」


内容は全く違うのだが、まるで海辺で男女が走りながら「アハハ、
アハハハ」と水を掛け合うシーンのような、リアルでありえない
設定が続く。
えぇと、、誰むけなんだろう。
前田公輝の役はまだよかったかな。
舞台挨拶では高崎翔太が登場、笑顔にいやされた。

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