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て言うほど行ってない人間の

FUNAN

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もう、見てられないと思った。でも。


 
『 FUNAN 』(フランス/ベルギー/ルクセンブルク/カンボジア) 
                                                                〈あらすじ Yahoo!映画より〉
1975年4月、カンボジアでは武装組織のクメール・ルージュがプノ
ンペンを制圧する。それをきっかけに、多数の住民たちが強制労働
のために農村へ送られ、チョウは一家で地方に移動する途中で息子
ソヴァンとはぐれてしまう。農村で武装組織による監視下に置かれ、
苛酷な労働や不当な扱いによって心が折れそうになりながらも、
チョウは息子のために生き延びようとする。




絵が美しい感じで惹かれたけれど、なんで年末にこんな悲しい物語を
見なアカンのゃ…とちょっと後悔。でも見るべき映画。
心がしんどい。自分はなんというぬるま湯な人生なんだ。
こどもの手は離しちゃいけない、比べ物にはならないけど、私も子が
いなくなって探し回った時の狂いそうな心情は少しわかる。
でも、1975年。日本の戦争よりずっと後で、チョウの経験は監督の
お母さんのそれだと。
生まれた国が違えば、私はソヴァンだったかもしれない。チョウは
私の母だったかもしれない。
最後は"悲劇"と"救い"が両方。涙なしでは見られない。