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て言うほど行ってない人間の

2018/沖縄国際映画祭①

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4/19〜22開催。


『 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています 』(日本)

 


Yahoo!映画に。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/363253/review/14/

 

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『 家族のはなし 』(日本)


感動はしなかった。
なんでこんなにコドモを甘やかすのかな、と。


〈作品解説〉
主人公・小林拓也(岡田将生)は、上京して入学した大学を退学し、
バンド活動に明け暮れていた。しかしそのことは、長野でリンゴ
農家を営む両親(時任三郎財前直見)には秘密にしている。
なぜなら拓也は、中学生時代に経験したある挫折を機に、自分に
りんご農家を継がせる事だけを願っている父・徹に対し、強い反
発心と嫌悪感を感じていたからだ。
そのため拓也は実家に背を向け、もう何年も帰郷していなかった。
しかし、人生を賭けて挑んでいた音楽活動が暗礁に乗り上げ、拓
也は再び大きな挫折と孤独を味わうことに。
苦悩と焦燥感から、拓也は久しぶりに再会した父・徹に、激しい
苛立ちをぶつけてしまう。しかし、父・徹にもまた、拓也に言え
ないでいることがあり……
人生を必死に生きる青年と、そんな彼をそっと見守る両親の、不
器用で面倒くさくて、けれど温かい、家族の姿を描く。

 

見てから「あぁ、鉄拳の話だったか〜」と納得。ご本人もおっしゃ
るようにワンパターンなんだな。ちょっと飽きたお涙ちょうだいモノ。
だからどうせ最後は両親に感謝、で改心するんだろう、なんだけど、
それが「そんなすぐ?」「それだけでナゼ?」と豹変しすぎなのだ。
あれだけ暴言吐いて、物を投げつけるような勢いで大声出しといて。

成海璃子が、同年代なのに精神的に大人で、主人公に説教する役。
でも、地元で固く就職した彼女が吐露する心情もわかるな。

親が言うことって聞かないし、効き目ないしね。
友人や、見知らぬ他人や、本や映画から学んで変わることもあるの
だろう。我が家にも暴言吐いてた子がいて「殺したろか」くらいに
腹立つ日々だった。いつからか、食事中にスマホを持たなくなり、
いただきます&ごちそうさまを大声で言うようになり、どうしてん、
と思った。きっと、外で誰かや何かに影響を受けたのだろう。
この映画で涙は出なかったけど、そんなことを思い出した。

 

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ジーマーミ豆腐 』(シンガポール


話が長すぎて長すぎて…。素人の映画みたいに思えた。


〈あらすじ〉
東京で働いていたシンガポール人シェフ、ライアンは料理評論家の
ユキと出会う。新進気鋭の料理評論家として活躍するユキと、料理
の道を進むライアンはいつしか惹かれあうが、ユキが突然前触れも
なくライアンのもとを去ってしまう。しかし、二人は別れてからも、
お互いをずっと探し求めていた。傷ついたライアンは、ユキの姿を
求めて、彼女の故郷である沖縄を訪ねた。
そこで出会った伝統的な沖縄料理に心を動かされたライアンは偏屈
な料理人・佐久本に弟子入りし、伝統的な琉球料理を学ぶことにな
る。師匠・佐久本から、琉球料理の成り立ちやその誇りを学び、琉
球料理の精神や技術を会得していくライアン。また、佐久本の下で
知り合った陶芸家でありダイバーのナミから、ライアンは沖縄の文
化や海の魅力を教えてもらう。次第に二人は惹かれあっていくが、
そこへ突然ユキが現れた─。

 

沖縄の風景や、料理の数々はきれい。おいしそう。よかった。
しかし、なんでこんなに引っ張るんゃ〜とイライラした。
最初のユキとの話では、ユキとの出会いが淡々と続いているのかと
思ったら、回想やったんか…。ユキとのことが、だらだらだらだら。
沖縄で修行しようと、サクモトさんの手伝いをし始めるも、なかな
か厨房に入れてくれない日々が続く、続く、続く。だらだらだらだら。
あとはネタバレになるから割愛、アレもコレもだらだらだらだら。
30分でまとめられるよ。風景や料理シーン盛り込んでも1時間で。
まだ、ちゃんとした俳優たちが演じているだけマシだ、と思ったら。
いつまでも終わらないだらだらシーンに、やめてくれーの地元の素
人さんたち多数登場。そっからまた、だらだらだらだら。

これ、ハワイの映画祭でも上映されたとかされるとか、今後いくつ
かの国でも上映決定しているとか。
こんなにイライラしてるの、私だけだったんだろうか。

 

 

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『 耳を腐らせるほどの愛 』(日本)


あ〜今回も笑った笑った。石田明って天才だと思う。


〈作品解説〉
無人島のホテルで、ある男の死体が見つかった。合宿でやってきて
いた『たとえ話サークル』の部長・鈴木鈴吉(NON STYLE 井上裕介)。
鈴木は、ガラス製の大きな灰皿で何者かに殴られたと見られた。偶
然居合わせた探偵の真壁(八嶋智人)は、ホテルの宿泊客の誰かが殺
したと見て、捜査を始める。
その様子を見て、「僕は愛されすぎた。死んだのは、自業自得だ」
と意味深に語る死体の鈴木。
探偵が事情聴取をすると、鈴木がサークルの女子たちと複雑すぎる
関係だったことが判明する。しかも、鈴木はサークルのメンバーで
すら知らない謎の女(MEGUMI)まで無人島に連れてきていた。罵りあ
いが始めり、次第にエスカレートしていく女たちの激しいバトル!
さらには、自殺志願者の女、正体不明の男などが次々と現れ…事態は
滅茶苦茶に!!
11人が巡り会ったのは偶然か必然か…1人の男の死をきっかけに巻
き起こる、ドタバタ劇の行方は…はたして──!?

 

舞台挨拶で「どうも、天才です」と登場した、NON STYLE石田明
でも、前作と同じく「本当にくだらないものを作ってしまいました。
皆さんの人生でムダな1時間半になると思います」みたいなことを。
いや、やはり天才だと思う。おもしろかった〜。
死体がしゃべるという設定もだけど、"東中野たとえ話サークル" って。
たとえ話がおもしろい。書くとヤボなので省くが。

ただ、前作『人魚のこころ』のほうが格段によかった。
伏線がいっぱいあって、見事に回収されていたところとか。
でもこちらも理屈抜きで楽しめる。公開は2作とも決まってないようだ。